【書評】 『福音家族』 晴佐久昌英

 「福音家族」という名称は、著者の発案だそう。それは、血縁である家族が疑問ももたずに普段からしていること、例えばものを共有すること、必要に応じて分け合うこと、なにより「一緒にごはんを食べる」ことなど、原始教会の血縁を越えた家族関係という教会の本来のあり方を目指し実践することであるという。この実践に生きることが、「血縁家族を救い、教会家族を救い、人類家族を救う」。それこそが「現代の問題に共通するシンプルな答え」であり、神の国に至るキリストの道であると。教会の本質が大切にされる関係の中で福音が自然と伝わっていく様に触れ、希望が湧いてくる。

【本体1,400円+税】
【オリエンス宗教研究所】978-4872321104

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