【新刊】 『希望する力 コロナ時代を生きるあなたへ』 晴佐久昌英、片柳弘史
上智大学ソフィア会主催「Net de ASF」で、「不安な時代をどう生きるか」をテーマに語られた東西2人の神父による珠玉の対談に、約3万字の書き下ろしを加えた現代へのメッセージ。
「父なる神が皆さんを祝福し、その愛で満たし、守ってくださいますように。くじけずに立ち続け、失望せずにいられる力、希望する力を与えてくださいますように」(教皇フランシスコ『パンデミック後の選択』より)
第1章 対談「不安な時代をどう生きるか」
Ⅰ 上智大学での思い出
Ⅱ コロナ禍をどう過ごしたか
Ⅲ 「最寄りさん」と関わる中で
Ⅳ 「恩寵のウイルス」と「新しい信仰様式」
第2章 「恐れるな、愛せよ」 片柳弘史
新しい宣教様式
コロナ禍の意味
すべては神の愛の中に
できないこと、できること
おわりに
第3章 「コロナ時代の教会論」 晴佐久昌英
恩寵のウイルスがもたらす新普遍主義
新しい信仰様式としての福音家族
骨の教会と肉の教会
「最寄り」の再発見
晴佐久昌英 はれさく・まさひで 1957年東京生まれ。上智大学神学部、東京カトリック神学院卒業。87年、司祭叙階。エッセイ集、詩集、絵本、日めくりカレンダー、説教集、信仰入門書等、著書多数。近著に『十字を切る』(女子パウロ会)、『天国の窓』(サンパウロ)、『福音宣言』『福音家族』(オリエンス宗教研究所)などがある。現在、カトリック上野教会・浅草教会主任司祭。「福音を説明する司祭ではなく、宣言する司祭」として、プロテスタント教会やお寺、大学などでも講演する。
片柳弘史 かたやなぎ・ひろし 1971年埼玉生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。94~95年、インド・コルカタでボランティア活動に従事。マザー・テレサの勧めで神父になることを決意する。08年、東京・聖イグナチオ教会にて叙階。現在は山口県宇部市で教会の神父、幼稚園講師、刑務所教誨師などとして働く。著書に『世界で一番たいせつなあなたへ』(PHP研究所刊)、『こころの深呼吸』『あなたはわたしの愛する子』(教文館)、『ひめくりすずめ』(キリスト新聞社)など多数。
【四六判・並製・126頁、定価1,320円(本体1,200円+税)】
【キリスト新聞社】9784-87395-783-8