【新刊】 新装改訂版『福音の再発見――なぜ〝救われた〟人たちが教会を去ってしまうのか』 スコット・マクナイト 著/中村佐知 訳
2013年の刊行と同時に話題沸騰、今でも在庫の問い合わせが途絶えない名著が、より読みやすく、コンパクトになって復刊!
なぜ多くの若いキリスト者が、今日、教会を去ってしまうのか? 教会で語られている「福音」を見直し、イエスが語ったオリジナルの「福音」の再発見と、教会の再構築を目指す書。聖契神学校校長の関野祐二氏、関西聖書神学校校長の鎌野直人氏も絶賛!
【推薦の言葉】
「福音」が語られ、「救われた」人々が起こされているはずなのに、教会のいのちが衰弱していると感じられる現代。個人の救いと教会としての歩みの間のギャップ、それを埋めたくても埋められないジレンマに直面している多くの教会。マクナイト氏は、伝えるべき「福音」が矮小化されているのがその原因ではないか、と問題提起しています。
そして、イエスが体現し、使徒たちが宣べ伝え、福音書が物語っている「王」であるイエスの福音、それもイスラエルから始まる聖書の物語の中に深く根ざした福音を再発見することこそがいのち溢れる教会への道筋であると訴えています。『ケープタウン決意表明』にもつながる宣教的な福音が綴られている本書を、ぜひ、ご一読ください。
鎌野直人(関西聖書神学校校長・日本ローザンヌ委員会委員)
【目次】
第1章 重要な問い
第2章 「福音の文化」か、「救いの文化」か
第3章 物語から救いへ
第4章 パウロによる使徒的福音
第5章 救いは福音をいかにして飲み込んでしまったのか
第6章 福音書の中の福音?
第7章 イエスと福音
第8章 ペテロの福音
第9章 今日における福音の宣言
第10章 福音の文化を造る
付録1 新約聖書に見られる福音の要約
付録2 殉教者ユスティノス 第一弁明66、67章
付録3 使徒行伝に見られる説教
スコット・マクナイトによる「第2版にあたって、日本の読者へ」、小嶋崇による「解説追記」を加筆。
【四六判・280頁 定価1,980円(本体1,800+税)】
【キリスト新聞社】