【雑誌紹介】 アガペの愛を心に育むことに効果 『福音宣教』11月号

 フォーラム「この人に聞く――キリスト教的ヴィパッサナー瞑想でアガペの心を育む柳田敏洋神父」(聞き手・黒川京子=東京教区信徒)。「ミャンマー、タイ、スリランカなど上座部仏教の瞑想法であるヴィパッサナー瞑想は、『今ここを、価値判断を入れずにあるがままに気づく』こと」で、心の解放といやしを与える。柳田は、この瞑想法はエゴを超えたアガペの愛を心に育むことにとても効果があるとして「キリスト教的ヴィパッサナー瞑想」と名づけて指導に取り組んでいる。

 月間テーマ「違いがもたらす豊かさ」。「熟年宣教者の実りを分かち合おう!――宣教にとっての、熟年者の大きな意味と希望」(レナト・フィリピーニ=聖ザベリオ宣教会会員、福岡教区司祭)、「ダブルだからこそ見えること」(中西眞喜=東京教区信徒、日本語-スペイン語翻訳家)、「若者の声を聞く――誰も見捨てない世の中にするために」(針田智羽=星美学園高校3年)。

 連載「アンジェラスの鐘――有神論と無神論との接点」(加藤美紀)、同「近代日本とカトリック教会――山本信次郎研究ノートより=『三教会同』の違和感は今も」(大瀬高司=カルメル修道会司祭)、同「知恵ある者たちのアフォリズム――労苦と時と神の業」(加藤久美子=聖書学者)、同「聖歌と賛歌――民衆霊性と多様性から=宗教改革とカトリック改革の実り――分裂がもたらした豊かさについて」(杉本ゆり=中世教会音楽研究者)、同「いのちの交わりの場――エコロジカルな暮らしのために=社会と人間のかかわりを問う環境問題」(吉川まみ=環境学者)、同『かたわらに、今、たたずんで――たとえ倒れても』(大野高志=衣笠病院グループチャプレン)。

【本体600円+税】
【オリエンス宗教研究所】

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