【書評】 『やさしさの贈り物 日々に寄り添う言葉366』 片柳弘史
「……神さまが造ったすべてのもの、愛から生まれたすべてのものには、わたしたちを包み込むやさしさがあります。言葉も例外ではありません。わたしたちの心に愛があり、愛から言葉が生まれてくるなら、その言葉は、どんなときでも必ずやさしいのです」
著者がSNSに投稿した言葉を366集めた本書。1日分は150文字もないが、やさしくも説得力のある言葉にホッとしたりドキっとしたり。しかしどの言葉も、「わたしも、明日は、こう生きたい」という願いへと変わってゆく。
例えばこんな言葉。「自分の意見に自信がない人は、『他の人たちも、みんなこう言っています』と言って説得しようとします。本当に信頼できるのは、『他の人は分からないけれど、わたしはこう思います。』と話す人の言葉です」
【本体900円+税】
【教文館】978-4764200388