【雑誌紹介】 未熟な私をそっと自分で抱いて 『BIBLE & LIFE 百万人の福音』10月号

連載「ほんとの私を抱きしめる=心を軽くする〝気づき〟」(豊田かな=ニューライフキリスト教会)。
「ゲーム依存症に陥る思春期の男子。奮闘するもうまくいかなくてつらそうな母親。父親がまったく登場しない母性社会の日本の現実(テレワークで家にいるはず。子どもの問題は父親不在が原因っていうわけでもなさそう)。『お父さん、何とかして!』と言っても黙っているのかも。アメリカではパートナーの沈黙(無視)も一種のハラスメント(虐待)とみなされる場合があるみたいだけど…。
明らかに、全ては親の子どもに対する『境界線』の問題です。相談されたら、すぐにアドバイスできるでしょう」
「信仰をもっても、彼のようにできたら、どれだけ楽になるでしょうか。葛藤している方の心に届いてほしいです。
『クリスチャンになって〇〇年なのに、まだ親が赦せない』(いいよいいよ、無理に赦さなくても)
『祈れていない』(祈れるまで、のんびり待っておいたらいいよ。代わりに私が祈っておくから)
赦さなくていいっていうのは神学的にどうなのかわからないけど、〝まだ赦せない〟というその気持ちをクリスチャンらしさという皮膚で覆い隠すのは違うよな、って思います。そこから何も成長しないかもしれないからです。救せたらもちろん感謝。でももしかしたらずーっと赦せなくて終わるかも。でも大丈夫。そんな認めたくもない汚い気持ちがまだあるって認めたら、何かが変わって、自分の気づかなかったところに変化が生まれてくると思います。
赦せない、祈れない、それがほんとの私。できたら見たくないし、認めたくないです。でも、そんな未熟な私をそっと自分で抱いてあげてください。もう一度言っていいですか? そっと抱いてあげてくださいね」
【618円(本体562円+税)】
【いのちのことば社】