【雑誌紹介】 命は誰のもの? 『BIBLE&LIFE 百万人の福音』7月号

 イラストレーターのみなみななみと、同誌編集部の結城絵美子による新連載「信じてたって悩んじゃう――神様、これってどうなんですか?」。初回のテーマは「命って誰のもの?」。結城が言う。

 「『生命倫理』ということばでくくられる命にまつわるさまざまな問題がありますが、そのすべては、『命は誰のものか』という前提によって方向性が大きく変わっていきます。悩ましいことに、現代の科学技術は、人の命に関しても相当なことができるようになっています」

 「病気治療のために骨髄などの移植が必要な子どもがいて、親が白血球などの型が合わないために移植ができない場合、型が一致するように遺伝子操作した受精卵を作って出産し、ドナーにするということも実際に行われ、そのようにして生まれてきた子どもたちは『救世主きょうだい』と呼ばれています。これは、科学の発達によって命が救われるようになったと、ただ喜ぶべきことなのでしょうか。それとも、『救世主』となったきょうだいの命を『スペア部品』のように扱っていると憂慮すべきことなのでしょうか」

 「聖書が書かれた時代には、出生前診断も不妊治療も臓器移植もありませんでした。ですから現代のクリスチャンはこうした問題について直接の答えを聖書から得ることはできません。それに関連するみことばや、聖書全体を貫くメッセージを手がかりに、祈りつつ、わからないことはわからないままに、考え続けなければなりません」

【690円(本体627円+税)】
【いのちのことば社】

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