【雑誌紹介】 「原爆の償いのために…」 『聖母の騎士』5月号

 同誌編集長の山口雅稔が「原爆に対する償いと謝罪 世界の平和を祈る」と題して、今年1月14日に帰天した聖クララ会シスター〝御聖体のマザー・メリー・パイアス〟を紹介している。1965年に来日し、58年間日本で宣教師として働いたシスターについて、聖クララ会院長からの手紙には次のように書かれていたという。

 「マザーは8人のアメリカ人の創立者の最後の1人でした。1人の姉妹は病気で亡くなりましたが、他の姉妹が皆アメリカに帰国し、ボストンに帰っていく姉妹達を見送りながらポツリと語った事がありました。『私がアメリカ人として1人残ったのは原爆の償いの為だと思います。』」

 そして山口はパックス・クリスティ・インターナショナルの活動に触れる。

 「この手紙をいただいた後の三月、国際カトリック平和運動『パックス・クリスティ・インターナショナル』米国支部の巡礼団が、原爆投下に対する謝罪をするため、広島、そして、長崎に来られました。……被爆者4団体の代表の方々と対話集会を開き、……長崎の原爆投下に対して謝罪をし、核廃絶のために行動することを誓われました」

 「最近触れた出来事から、聖ヨハネ・パウロ2世教皇様が広島で語った言葉を思い起こしました。『過去をふり返ることは将来に対する責任を担うことです。』」

【本体225円+税】
【聖母の騎士社】

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