【雑誌紹介】 不動の価値があることで 『信徒の友』6月号
インタビュー「この人に聞きたい」。日本基督教団の教会員である佐藤優(作家・元外務省主任分析官)に、同誌編集部が話を聞いている。
「日本ではすべてが相対的に捉えられがちですが、私にはキリスト教という不動の価値があります。ですから、世界が右に揺れても、左に揺れても、私は中道にいて、世界を冷静に見ていることができる。フロマートカの言葉を借りれば、この世界というフィールドに立って、『現実をリアルに理解する』ことができるのです」
「逆に言えば、教会がこの世界のどちらかの陣営に完全に同一化するとき、それは神さまから離れているときなのではないかと私は考えます。キリスト教の理解においては、人間は常に原罪を負っています。だからどちらかが絶対に正しいということはありえません。このリアルを見る必要があります」
【700円(本体636円+税)】
【日本キリスト教団出版局】