【雑誌紹介】 聖徒の交わりに連なって 『BIBLE&LIFE 百万人の福音』12月号
特集「キリストの系図が示す神の愛――祝福のきずなに『私』をつなぐクリスマス」。5代目のキリスト者だという画家の井上直(日本基督教団洛北教会員)が、「信仰のバトンを受け取って 交わり継がれる信仰」と題して証しする。
「『私の時代は』『あなたの時代は』というふうに、昔と今の信仰者を比べる場面が教会内で見られる。あるいは同じ教会に通う別の子が、熱心に祈り、元気に賛美歌を歌う姿を見て、教会から離れた自分の子と比較する親もいる」
「私の通う日本基督教団洛北教会の礼拝で毎週告白する『信仰告白』の文中には、『聖徒の交わりを信ず』ということばがある。いま教会に集う横のつながりをもつ私たちと、信仰の先達が集う天の御国で地上の群と共に礼拝を捧げる縦のつながり。それはまさに十字架のような構図となり、信仰が交わり続けていく。友から友、夫婦、親子など、さまざまな人がさまざまな人に継承し、網のように広がっていく信仰。主なる神から聖霊の恵みを受けて一緒に歩んでいくという大いなる希望を私たちは覚えたい」
「礼拝の中で『聖徒の交わりを信ず』という告白を唱えるたびに、地域や歴史を超えた『主の群』に自分が配置されていることをイメージする。孤独な戦いを続ける者に力が湧いてくる。けれども、聖徒の交わりに連なる者の自覚を持ち続けることは難しい。いつも誰かと比べ、与えられた信仰や賜物を値踏みする。恐れや悩みもある。それでも私たちを奮い立たせるのは、まぎれもなく『復活の希望が満ちあふれているから』ではないだろうか」
【690円(本体627円+税)】
【いのちのことば社】