【新刊】 関西学院大学神学部ブックレット17『明日の地域と教会』 関西学院大学神学部 編

関西学院大学 第58回神学セミナー

コロナ禍は、21世紀にますます深刻化する高齢化と少子化、経済格差と貧困、地域コミュニティの崩壊と人々の孤立や不安といった社会の諸問題をよりいっそう浮き彫りにした。これらの問題は、地域により具体的な様相は異なるが、地域の中にある教会が直面している課題でもある。地域と共に歩む中で、教派を問わず、教会間の連携や合同、地域との連携等が模索されているが、本書では、神学的な視点、個々の教会の現場の視点、そしてエキュメニカルな意見交換を通して地域における教会の課題をさまざまな角度から捉え、明日の地域と教会についてともに考える。

【目次】

○神学講演「コリント教会の会食問題と地域社会」(淺野淳博/関西学院大学神学部教授)

○神学講演「明日の地域と教会――現代宣教学の視点から」(橋本祐樹/関西学院大学神学部准教授)

○招待講演「明日の地域と教会――多摩地域の事例から」(大石周平/日本キリスト教会多摩地域教会牧師)

○パネルディスカッション

Ⅰ 現場報告「大阪城北協会の現場から」(東島美穂/日本基督教団大阪城北教会牧師)

 「広島流川教会の現場から」(向井希夫/日本基督教団広島流川教会牧師)

 「香櫨園教会の現場から」(宮本幸男/日本基督教団香櫨園教会牧師)

Ⅱ ディスカッション(東島美穂、向井希夫、宮本幸男、小田部進一/関西学院大学神学部教授、橋本祐樹、森本典子/関西学院大学神学部専任講師)

【A5判・並製・122頁、定価1,760円(本体1,600円+税)】
【キリスト新聞社】ISBN978-4-87395-841-5 C0016

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