【雑誌紹介】 「ただいること」が許される 『信徒の友』4月号

 インタビュー「この人に聞きたい」⑬は、日本基督教団の学生・青年センターである学生キリスト教友愛会(SCF)総主事の野田沢がインタビューに応える。

 「この時代、SNSの利用によるトラブルは回避できないことかもしれません。だからこそトラブルを未然に防ぐためにも、日々の信頼関係とSCFの考える正しさの指針が大切です。誰もが穏やかで安心できる場とするための正しい人間関係、どのような共同体や他者との向き合い方を目指すのか」

 「それを日頃から共有していれば青年たちに自浄作用が起きます。『こういったことをSNSにアップするのはどうか』という自分自身に対するブレーキ、友人に対しても「こういうのはよくないよ」と伝えられる自浄作用が。それらによって変なトラブルはほとんどありません」

 「先日、他者のために一生懸命であることに疲れ切ってしまった人が、『SCFはただいるだけであることが許される場所だ』と言いました。何かができるから、何かを行うから認められるのではない、ただいるだけでいい。そのような成熟した場所を、青年たちとともに作り続けてゆきたいと思います」

 「SCFはもともとノンクリスチャン学生への伝道のために作られた団体です。教会青年にとっては聖書から学んできたことを実践する場、ノンクリスチャンに仕えていくところです。そのような関係の中で、ノンクリスチャンたちに『何でこんなにいい人たちなんだ?』と信頼を寄せられ、その背後にある信仰に気づいてもらえたらすばらしいじゃないですか」

 「若者が若者特有の愚直さでイエスさまに近づきたいと思う、その気持ちを応援したいんです。その愚直さを互いに喜び、こんな私でも、完全じゃない私でもイエスさまに従っていく。それを応援しあえる仲間でありたい。ある青年が『ここは教会のしぼり汁みたい』と言ってくれました。聖書的であることは常に目標ですから、それはもう、ありがとう!ですよ」

【700円(本体636円+税)】
【日本キリスト教団出版局】

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