【新刊】 『バラバは、死なず!』 岡山孝太郎 著/『バラバは、死なず!』刊行会 編

「孤高の預言者」による未完の遺稿。終末論的希望のなかから問い続けた「いのち」の賛歌と福祉の未来像。

 本書が追求する主題は、人間の具体的な日常の生を拓いていく《希望というものの現実的な根拠》、その担ってきた歴史的役割とこれからの課題、さらに多くの困難を予感させる人間社会の新しい歴史的現実の選択の条件、未来社会に落ちてくる光と影に早くも映し出されていく人間関係の問題性とその新しい創造の条件など、《共生社会の将来を拓く力としての希望》を巡るさまざまな課題を可能な限り検討することである。これらの問題を、マルコ福音書の記録を通して考えていく。

【著者紹介】
岡山孝太郎(おかやま・こうたろう)
 1933年宮崎県生まれ。1958年同志社大学神学部卒。1960年同大学大学院神学研究科修了。その後、日本基督教団大阪教会、前橋教会、別府野口教会で牧会。1968~1973年西ドイツ(当時)・ハンブルグ大学留学(ティーリケ教授のもとで博士学位取得)。1974~1999年日本基督教団向日町教会牧師、付属まこと幼稚園園長。同志社大学神学部・同大学院講師。2000~2008年京都保育福祉専門学院学院長。2008~2012年同理事長。2022年4月26日逝去。

【四六判・並製・132頁・定価1,650円(本体1,500円+税)】
[キリスト新聞社]ISBN978-4-87395-837-8 C0016

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