【雑誌紹介】 喜びのうちに信仰を生きる 『聖母の騎士』11月号

 シスター・岩田真里亜(お告げのマリア修道会)の連載「イエスさまとマリアさまとわたしたち『信仰を生きること』」。

 「少し前に宗教の2世信者についてメディアが何度も取り上げていた時期がありました。私もまさしく同じ立場なので、共感できることもあればできないこともありましたが、その中で心にひっかかった言葉がありました」

 「『わたしには自由がありませんでした。喜ぶこと、しあわせそうにすることを強要されました。友達が当たり前のようにもらっていたしあわせな日常をわたしは味わうことができませんでした。』」

 「それぞれの持つ背景もあるので難しい問題だと思うのですが、『自由がなかった』と思うのは、本当に辛かっただろうなと思います。……信仰を、人生を喜びのうちに生きていくことができないことほど苦しいことはないと思うからです」

 「わたしたちの信仰が、決まりを守ること、模範的な正しい信者であることだけでは不十分であることをイエスさまは教えてくださっています。『あなたはわたしに何をしてくれたのか?』と問われるイエスさまに、わたしは何と答えることができるでしょうか。『毎日ミサにあずかって、与えられた仕事はきちんとこなして、決められた祈りもきちんとして……、とにかくあなたの前ですべきことはきちんとしましたよ』と答えることも大切かもしれませんが、『ごめんなさい。あなたの前に来ることはできませんでした。あちらで困っている人がいたもので助けていました。』『わたしの子どもが愛情を求めていたので、今日はゆっくりその子と過ごしました』と言えることも大切なのかもしれません」

 シスター・岡立子(けがれなき聖母の騎士聖フランシスコ修道女会)の連載「シスターのひとり言『マリアに関する国際会議に参加して…』」。

 「教会の中で、目立たなくても、特に神学を勉強したわけではなくても、ハッと目が覚めるような大切なことを思い起こしてくれる人がいる。勉強によって得られる知識を超える「知恵」を語る人がいる。そういう人たちは、何も特別なことをしているわけではないが、日々、典礼に養われ、み言葉に謙虚に耳を傾け、主の望みを探し求め、それを実生活の中で生きようとしている人だ。一言で言えば、聖霊に心も体も開いている人、主が働くための空間(スペース)を、自分の中に作っている人だ」

【本体225円+税】
【聖母の騎士社】

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