【雑誌紹介】 役員会の危機は教会の危機 『信徒の友』(5月号)

 「人数が減って専任牧師が呼べそうにない。前に牧師不在となった時は役員会ががんばった。その役員たちも高齢となりあの頃のようには奉仕できない。けれども役員選挙で新しい人が選ばれることはない。働きを担える人が他にいないから。『いつもどおり』を数十年にわたり続けてきたつもりだけれどできなくなったこと、あきらめたことが少しずつ増えていく。それらは果たして手放してしまってよいものだったのか。役員会の危機は、教会の危機。役員会、大丈夫?」との前書きで始まる特集「役員会、大丈夫?」。

 「役員会の危機が教会の危機であるわけ」内城恵(羽咋教会牧師)、「困っているなら教区に相談しよう」松浦裕介(前奥羽教区書記、広島牛田教会牧師)、「自分に役員は無理と思っているあなたへ」小島誠志(日本基督教団隠退教師)など。

 藤守義光(日本キリスト教協議会総務)の連載「世界の教会は今」によると、教会役員のなり手がいないのは、世界の教会に共通のことだという。英国と米国の調査・研究を紹介した上で、次のように問いかける。

 「日本の教会の担い手不足、奉仕者不足は今後も続くでしょう。いや、むしろ悪化していくように感じます。そうすると、これまでの役員会の仕組みやリーダーシップのとり方を大きく見直し、これまでにない大胆な取り組みをしないと、教会そのものが立ちゆかなくなるでしょう。変えること、変わること。日本の教会がいちばん苦手なことですね。さあ、どうします?」

 連載「信仰者のポートレート」は、大阪・大正めぐみ教会員で会計役員を長く務める渡口差知子。昨秋80歳を迎えたが、この20年は歴代牧師の説教題を書いて掲示板に張り出し、その週の説教の要約を毎週SNSで発信しているという。

 特別読み物「東日本大震災から15年を覚えて」では、奥羽教区、東北教区、九州教区で行われた記念礼拝の概要を、説教を中心に同誌編集部が報告している。

【700円(本体636円+税)】
【日本キリスト教団出版局】

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