【書評】 『モンスターストライクで覚える天使と悪魔』 XFLAGスタジオ、森瀬繚
累計利用者数4000万を超える人気ゲーム「モンスターストライク」(モンスト)のキャラクターと、そのモデルとなった歴史上の人物などを解説した『日本の神々』『日本の武将』に次ぐ公式読本第3弾。
ゲーム内に登場する「ガブリエル」「ミカエル」などの天使、「サタン」「ベルゼブブ」などの悪魔、聖書の登場人物「ノア」「カイン」に加え、「ダンテ」「ダ・ヴィンチ」「ミケランジェロ」「バッハ」など、天使と悪魔を題材にして数々の名作を生み出した芸術家も、史実に沿って解説。原作である聖書や世界史に興味を抱かせる教材としての価値はあなどれない。
キャラクターデザインには独自の解釈がかなり加えられているものの、その造形から日本人の聖書に対する理解や願望を見て取ることもできる。
【本体850円+税】
【日本文芸社】978-4537214963