従軍牧師に同性間結婚 2011年10月15日
米国防総省 司式認める
【CJC=東京】米国防総省は9月30日、同性間結婚を合法としている州では、軍施設の内外で行われる私的な結婚式を従軍牧師が司式することを認めたクリフォード・スタンリー国防次官のメモを公表した。クリントン政権当時の1993年に採択された「問わず、語らず」方針のもとでは、軍内部で同性愛者であることを公言したことを理由に約1万4千人が除隊処分を受けており、同性愛兵士たちから禁止政策撤回を求められていた。
ただし従軍牧師は、個人的あるいは宗教的信念に反する私的な結婚式に立ち会うことを強制されることはなく、また従軍牧師が同性間結婚式に参加した場合でも、米国防総省がその結婚式を是認したことにはならない、としている。
連邦政府は同性婚を認めていないため、同性のパートナーを持つ兵士は、健康保険などの面で異性婚の夫婦が受けているのと同じ便益を受けられない。