教皇がコロンビア訪問「希望と平和の巡礼者として」 2017年9月21日
【CJC】教皇フランシスコは9月6日から11日まで、コロンビアを訪問した。この司牧訪問は、同国政府と司教協議会からの招待に応じて行われた。
バチカン放送(日本語電子版)などによると、訪問に先立ち公開されたビデオメッセージで、教皇は「希望と平和の巡礼者としてコロンビアを訪れ、わたしたちの主における信仰を共に記念すると共に、平和と調和を希求するみなさんの愛と忍耐に学びたい」と述べた。
教皇は、現地時間の6日夜、ボゴタに到着、空港での歓迎式に臨んだ。翌7日午前、教皇はボゴタ市内の大統領官邸でホアン・マヌエル・サントス大統領や各界要人と会見した。
教皇は、これまでコロンビアを訪れた福者パウロ6世、聖ヨハネ・パウロ2世のように、自分もまた同国の兄弟たちと信仰と希望を分かち合うためにやって来たと述べた。そして、ただ信仰と希望があってこそ、すべてのコロンビア国民の祖国と家としての、国家建設の歩みにおける多くの困難を乗り越えることができると話した。
ここ数十年、コロンビアが続けてきた武力闘争終結と和解に向けた努力を教皇は評価し、特に最近の和平への歩みの進展に大きな期待を表明、平和の追求とは、常に休み無く続く課題であり、すべての人の努力を必要とするものと説いた。