東京神学大学より弊社記事への「異議申し立て」 2019年4月4日
東京神学大学(伊藤瑞男理事長、芳賀力学長代行)は4月4日、「キリスト新聞」公式サイトに3月31日付で掲載された「東京神学大学の現役学生 ハラスメント調査委に訴え」の記 事について、「一方的な情報に基づく偏った記述が見受けられ」「根拠のない噂を拡散する結果を招いて」いるとし、弊社宛に申立書を送付した。全文は以下の通り。
貴社発行『キリスト新聞』2019年3月31日付Web版に掲載されました「東京神学大学の現役学生 ハラスメント調査委に訴え」という記事には、一方的な情報に基づく偏った記述が見受けられますので、以下の諸点に関して訂正を求めます。
1 事案は現在、弁護士数名の加わった利害関係のない学外のハラスメント問題特設委員会において調査中であり、本学は一切をその中立的な判断に委ねています。現時点でいまだ真偽の定かではない事柄に関して、あたかもそれが真実であるかのように訴えた側からの一方的な経過説明を掲載することは、著しく公正さを欠く行為です。
2 学内のハラスメント調査委員会の報告書は、判断の前提を覆す新たな資料の存在の故に、結論を公表することなく、教授会で正式に破棄され、現在では無効になっています。貴紙がこの報告書を入手した経路は不明ですが、正式に破棄され無効になった報告を記事にすることは、不正確な情報を一方的に流す不適切な行為です。
以上の異議申し立てを貴紙のWeb版ならびに紙媒体による紙面に掲載していただくように強く要望いたします。
2019年4月4日
学校法人東京神学大学
理事長 伊藤瑞男
学長代行 芳賀 力