米神学者ノーマン・ガイスラー氏死去 2019年7月21日

 米国の福音主義神学に大きな影響を与えた神学者ノーマン・ガイスラー氏が7月1日朝、ノースカロライナ州シャーロットの病院で死去した。脳血栓と発表された。86歳。

 1932年7月21日、米ミシガン州生まれ。著名な大衆伝道者ビリー・グラハムやフラー神学大学の創立者ハロルド・リンゼルも卒業したイリノイ州ホイートンの私立ホイートン大学で学士号(哲学)、同大学院で修士号(神学)、カトリック修道会イエズス会のロヨラ大学(神学)で博士号を取得している。

 創造や進化、倫理、性的道徳、神の存在など、幅広いテーマについて論じた著書は共著なども含めると100冊を超える。1978年10月、自由主義神学に対抗して、聖書の無誤性を確認するため、200人を超す福音主義の指導者が集まった「シカゴ会議」が発表した声明の作成にも貢献した。

 葬儀はシャーロットで7月6日午後3時から、と発表された。遺族はバーバラ・ジーン夫人、子ども6人、孫15人など。(CJC)

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