気候変動への非常事態宣言 WCRP日本委が発表 2020年2月5日
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会(植松誠理事長)は1月28日、都内で第30回理事会・第19回評議員会を開催し、「気候変動への非常事態宣言」を発表した。昨年ドイツで開催された第10回WCRP世界大会で気候変動に対する宗教コミュニティの緊急行動について討議したことを受け、同日本委員会でも具体的な行動を掲げ、実践していくことを宣言したもの。
宣言では、「慈しみの実践:共通の未来のために」をテーマに、「個人のアクション」「宗教コミュニティ・教団のアクション」「政治に対するアクション」「経済に対するアクション」「地球に生かされているという自覚を育む教育の充実」という五つのカテゴリーを列挙。「パリ協定」達成に向けた働きかけや、大量生産・大量消費・大量破棄という経済サイクルに対する継続的な警報の発信などを掲げた。今後、同宣言を関係諸団体に配布し、気候変動への世論喚起につなげていきたいとしている。