ドイツでWCRP/RfP世界大会 「つながりあういのち」テーマに 2019年9月1日

 第10回WCRP/RfP(世界宗教者平和会議)世界大会が8月20~23日、ドイツ・リンダウで開催された。「慈しみの実践:共通の未来のために――つながりあういのち」をテーマに、ドイツ外務省、バイエルン州教育省の協力によって行われ、125カ国から1000人以上の宗教代表者が集った。日本からはWCRP/RfP日本委員会会長の庭野日鑛氏(立正佼成会会長)、同理事長の植松誠氏(日本聖公会首座主教)ら40人が参加した。

 「つながりあういのち」を共通テーマに連日開かれた全体会議では、「積極的平和における諸宗教によるビジョン」「戦争やテロ等の紛争を予防し転換する」「公正で調和のある社会を促進する」「持続可能な総合的人間開発を促進し地球を守る」という課題について議論が行われた。各回では宗教者の行動の指針となる「アクションポイント」が示され、「共通の行動」として採用された。

 最終日には「大会宣言文」が採択された。宣言文では、地球のすべてのいのちがつながっている事実を踏まえ、宗教者として平和や共通善に積極的に取り組むことを確認。紛争の予防、赦しと和解の推進、女性に対する暴力の撲滅、移民・難民との共生、核兵器の廃絶、気候変動への対処などの課題に注力することを表明した。

 また閉会式では、国際委員会の新事務総長に、エジプト出身で国連人口基金(UNFPA)社会・文化開発シニアアドバイザーのアッザ・カラム博士が選出された。初の女性事務総長となる。

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