台湾がバチカンにマスクの追加支援、教皇は台湾に気遣い 2020年4月25日
台北の通信社「中央社」が伝えるところでは、中華民国外交部(外務省)は4月22日、バチカン(ローマ教皇庁)にマスク20万枚を追加で寄贈した。同日台北で行われた贈呈式に出席したモンシニョール・アルナルド・カタラン駐中華民国臨時代理大使は謝意を表明するとともに、台湾の人々を心から気遣う教皇フランシスコの気持ちを伝達した。
台湾は新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な国などにマスク1千万枚を提供しており、欧州向けとして準備された700万枚のうち28万枚が14日、バチカンに到着していた。同部は、台湾に長年にわたり貢献をしてきたカトリックの聖職者に対する感謝の念を込めて追加の寄贈を決定したとしている。
贈呈式に臨んだ外交部の謝武樵政務次長は、物資を迅速にバチカンに届け、双方の堅い友情と、手を取り合って新型コロナウイルスに対抗する決意を伝えたい、と語った。
マスクの寄贈式に臨むバチカン臨時代理大使(左)と謝外交部政務次長=同部のウェブサイトから