英国国教会の献金がコロナ禍の影響で約4000万ポンド減少 2021年1月3日

 英専門紙「チャーチ・タイムズ」12月31日付けは、英国国教会の献金が、2020年の最初の10カ月間で約4000万ポンド(約55億2000万円)減少したと報じている。前年同期比7・8%減少で、新型コロナ禍の影響と見られる。減少度合いは42教区で異なり、20%に迫る教区もあれば、ほとんど影響を受けていない教区もある。

 原因として挙げられるのは、教会の閉鎖、結婚式などの減少、ソーシャルディスタンス(社会距離拡大)や教会への往復の際に感染する恐れによる信徒離れなど。「献金皿」で現金や小切手を集めている小教区(各個教会)は、口座引き落としによる献金を推進している小教区よりも減少が大きい。

 教会堂を外部の行事に貸し出す際の減少もある。コミュニティグループや企業のための賃貸で献金の多くを得ていた小教区が減少に見舞われている。(CJC)

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