日本聖書協会 新理事長に石田学氏(日本ナザレン神学校校長) 2021年1月19日
日本聖書協会(具志堅聖総主事)は1月14日付で、石田学氏(67)を新理事長に選出したことを発表した。前理事長の大宮溥(ひろし)氏の退任に伴い、理事会で選出されたもので、任期は2023度第1回評議員会(2022年12月予定)までの2年間。
石田氏は1953年小田原市生まれ。78年、オリベット・ナザレン大学(米国、イリノイ州)神学部卒業(B.A.)後、シカゴ大学神学院、ウェスタン神学大学で学ぶ(Th.M.新約聖書、D.Min.組織神学)。82~85年まで日本ナザレン教団小山伝道所で牧師を務め、現在は日本ナザレン教団小山教会牧師。2011~15年、日本ナザレン教団理事長、10~16年日本聖書協会評議員、同理事を経て現職。日本ナザレン神学校校長、日本キリスト教協議会教育部理事長、聖学院大学非常勤講師。
著書に、『日本における宣教的共同体の形成――使徒信条の文脈的注解』『エフェソ書を読む:釈義と説教』(いずれも新教出版社)など多数。『聖書 聖書協会共同訳』では、08~09年、日本ナザレン教団派遣による共同訳事業推進計画諮問会議議員、10~17年『聖書 聖書協会共同訳』検討委員として、同書の刊行に尽力した。
石田氏によるコメントは以下の通り。「日本聖書協会の理事長に選ばれ、半ば途方に暮れる思いでいます。しかし、理事長職を引き受けるべきかどうか考えている際に、妻が、神様のお召しだから、それでよいのでないか、と言ってくれました。聖書協会はエキュメニカルな組織であり、エキュメニズムは自分の関心事なので、その点で少しでもお役に立てればと思っています」