【訃報】 加藤一二三さん(将棋棋士) 2026年1月22日

かとう・ひふみ 1月22日、都内の病院で肺炎のため逝去。86歳。通夜は27日午後7時半、葬儀は28日午後1時半、東京都千代田区麹町のカトリック麴町聖イグナチオ教会で行われる。喪主は長男の順一(じゅんいち)さん。将棋界を代表する棋士であると同時に、カトリック信徒として信仰を公に語ってきた存在でもあった。
1940年福岡県生まれ。54年、14歳7カ月で史上最年少のプロ棋士となり、「神武以来の天才」と称された。以後、60年以上にわたり第一線で活躍し、タイトル獲得、通算対局数、最年長勝利など数々の記録を打ち立てた。
2017年に現役を引退した後も、バラエティ番組など多数のメディアに出演し、「ひふみん」の愛称でも親しまれ、将棋の知名度の向上に大きな貢献を果たしたことから、2022年度の文化功労者に選出された。
加藤さんがカトリック教会で受洗したのは30歳の時。1986年、バチカン(ローマ教皇庁)から聖シルベストロ教皇騎士団勲章を受章。2018年、本紙で片柳弘史神父と対談した折には、初聖体の際「世の中の人の役に立つ人間にしてください」と祈ったことを明かし、その祈りが生涯の指針となったと述べている。また、勝負においても「自分の最善を尽くすこと」を大切にし、結果は神に委ねる姿勢を貫いてきた。
















