辺野古沖で研修中の船転覆 同志社国際高生と金井創牧師の犠牲で広がる深い悲嘆 2026年3月17日

沖縄県名護市の辺野古沖で3月16日、平和学習中の船2隻が転覆し、同志社国際高等学校(西田喜久夫校長)に通う女子生徒と、抗議船「不屈」船長の金井創(はじめ)氏(日本基督教団佐敷教会牧師)の2人が犠牲となった。生徒ら計21人が乗船しており、全員が海に投げ出されたが救助された。
事故は同日午前、普天間基地移設に伴う工事海域付近で発生。現場には波浪注意報が出ていたが、船を所有する団体の説明によると普段は穏やかな海域で、高波による不測の事態だったのではないかとみられている。
学校側は翌17日の記者会見で、外部有識者による第三者委員会を設置し、計画段階からの経緯や安全管理体制を検証する方針を明らかにした。今回の研修は、沖縄の基地問題や戦争の歴史を学ぶフィールドワークの一環として実施されたもので、同校ではこれまでも平和を学ぶためのプログラムを長年継続してきた。一方、事故原因や補償のあり方については、今後の調査結果を踏まえて判断すると説明した。
金井氏は1954年北海道生まれ。早稲田大学、東京神学大学大学院修士課程で学び、日本基督教団富士見町教会副牧師、明治学院チャプレンを経て、2006年から佐敷教会に赴任。14年から抗議船「不屈」船長として抗議船を自ら繰り、辺野古新基地建設抗議の海上行動を続けてきた。著書に『沖縄・辺野古の抗議船「不屈」からの便り』(みなも書房)=写真上=など。
本紙は2015年7月11日付の記事で、同氏が「不屈」に込めた思いや、祈りと行動を結びつけた平和への取り組みを報じていた。同じ教団に属する牧師や、同志社系列校の関係者の間では深い悲嘆が広がっている。















