聖書の黄金律を経営判断の基準に 青木仁志氏が講演 2026年6月9日

 聖書的価値観とビジネスの統合を目指す「聖書を土台としたビジネス展開を考える会議2026」(一般社団法人日本CBMC、株式会社ライフワークス主催)が5月30日、お茶の水クリスチャン・センター(東京都千代田区)で開催され、会場およびオンラインを含め全国から約200人が参加した。今年で3回目を迎える同会議は、日本CBMC理事長の山下純一氏によるあいさつで開幕。今年は、人材教育コンサルティング事業を手がけるアチーブメント株式会社代表取締役会長兼社長の青木仁志氏(公益財団法人青木仁志啓育財団理事長)が登壇し、「『成果を出す人』は何を基準に動くのか?」をテーマに基調講演を行った。

 青木氏は17歳で社会に出た後、幾多の挫折を経て29歳で聖書に出会った経緯を明かした。資本金500万円、社員5人で創業した同社を、約40年を経て経常利益30億円規模の企業へと成長させ、これまで50万人以上の人材育成に従事してきた軌跡を紹介。縁ある人々を豊かにするため、特に社員を「パワーパートナー」と位置づけていると説明した。

 同社の平均年齢は30歳を下回るが、平均年収は720万円に達しており、さらなる引き上げを目指しているという。また、労働時間は足し算だが経営は掛け算であるとし、優秀な人材の採用やAI、DXへの投資による仕組みづくりの重要性や、多額の資金を確保するキャッシュフロー経営の実務についても触れた。

 また、「霊的な救い」と「生き方や経営の技術」を明確に区別すべきであると言及。霊的な救いが一方的な神の恵みであるのに対し、社会で成果を出して豊かに生きるための考え方や習慣は、後天的に習得可能な「技術」であると位置づけた。

 その実践的な技術の核として紹介されたのが、「選択理論心理学」と聖書の「黄金律」の融合。聖書の言葉を、経営判断やコミュニケーションにおける絶対的な基準としていると説明した上で、「批判する、責める、文句を言う、脅す」といった相手をコントロールしようとする外的コントロールの姿勢を手放し、相手の望みに寄り添う姿勢を貫くことの重要性を説いた。

 最後に青木氏は、自社が日曜日を休業日としている経営方針に触れ、「神の言葉に従っていれば間違いない」と断言。社会で卓越した成果を出し、自らが価値ある人間として整えられる「奉仕による練達」を体現することの意義を提示して講演を締めくくった。

 講演後は、青木氏を交えたクロストークや出展ブースでの物販、名刺交換などが行われた。

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