いのちのことば社 「不適切会計処理問題」で経緯と対策を公表 新社長に専務の峯島平康氏 2026年4月1日

 文書伝道団体いのちのことば社伝道グループは4月1日、同社ホームページで、元職員による多額の不適切な会計処理問題の経緯と再発防止策を公表するとともに、社長交代を発表した。

 同問題をめぐっては2025年12月23日、「報告とお詫び」が関係諸教会・団体に通知され、今年1月には同社ホームページ上でも公開。寄せられた質問への回答も併せて示していた。今回、再発防止策について一定の道筋が見えたことを受け、3月31日付で岩本信一社長が退任し、4月1日付で峯島平康専務が新社長に就任した。

 理事会名で発表された文書では、不適切な会計処理の実態解明がなお途上にあるとしつつ、資金管理の不備について「主と教会に対して深くお詫びしなければならない」と謝罪。超教派の伝道団体として、教会に仕える立場にありながら生じた事態の重大性を認めた。今後は責任ある管理体制の再構築と信頼回復、職員の霊的・社会的成熟に取り組むとし、新体制が軌道に乗った段階で理事長交代も検討するとした。

 役員会が問題発覚の経緯と再発防止策を説明した文書によると、当該元職員は2016年4月から2024年1月までの約8年にわたり営業の責任者を務めており、退職後の調査で、確認可能な期間だけでも数千万円規模の不適切な会計処理を行っていたことが判明した。現金で受け取った売上や献金の一部に不整合があり、献金については手渡し分で入金が確認できないケースが1件あったとする。

 同社は元職員に説明を求めたが明確な回答は得られず、代理人を通じた対応に移行したため直接の連絡が困難となった。このため懲戒解雇処分とし、刑事・民事の両面で法的措置の準備を進めている。なお、同社への献金の大部分を占める振込分については適正に処理されているという。

 再発防止策としては、長期間にわたり一人の責任者に金銭関連業務を集中させたことや、管理チェック機構の不備など組織的課題を認め、営業部の責任体制を複数の役員で監督する仕組みの導入、現金取扱いの厳格化などを挙げ、4月からは販売・在庫管理システム運用の詳細ルール整備、社内監査チームの設置による各部門の業務監査の実施などを進めるとしている。

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