ACPE認定CPE体験講座を東京で開催 今秋から日本語コース開講へ 2026年5月5日

2026年秋に開講が予定されているACPE(Association for Clinical Pastoral Education)認定の臨床牧会教育(CPE)プログラムをめぐり、その導入に向けた体験講座が4月20日、東京都内で開催された。
同プログラムは、米国のCPE of Central Californiaが日本の参加者を対象に実施するもので、オンライン授業と対面実習を組み合わせたハイブリッド形式で行われる予定。修了者にはACPE認定のCPE1ユニットが付与される見込み。
会場となった日本基督教団巣鴨ときわ教会(東京都豊島区)には、牧師や僧侶、教師、災害支援関係者、企業エンジニアなど多様な分野から約10人が参加。講師として来日した同団体ディレクターのジョセフ・キム牧師が、スピリチュアルケアにおける基本姿勢や対話の実践について講義を行った。
CPEは、病院やホスピス、福祉施設などにおける実際のケアの現場を学びの中心に据え、他者との関係性や自己理解を省察的に深めることを特徴とする教育プログラムである。 日本においては、終末期ケアやグリーフケアなどの領域で体系的なスピリチュアルケア研修の不足が指摘されており、同プログラムの導入はその補完として期待されている。
当日の講義では、とりわけ「傾聴」の重要性が強調された。参加者同士の対話と記録の振り返りを通して、自身の価値観や視点が対話の方向性に与える影響に気づく「アウェアネス(自己認識)」の深化が図られた。
参加者からは、「傾聴を通じて信頼関係が生まれ、孤立の軽減につながる可能性を実感した」との声が聞かれ、実践的学びへの関心の高さがうかがえた。
今秋開講予定のプログラムでは、牧師でチャプレンの関野和寛氏(ACPE認定教育者候補)が講師を務める。宗教的背景を問わず、医療・福祉・教育など対人援助に携わる幅広い層の参加が想定されている。
問い合わせはメール(Kazuhiro.Sekino[アットマーク]acpe.edu)まで。














