投獄された北京シオン教会牧師の釈放巡り トランプ大統領「習近平氏が真剣に検討」 2026年5月16日

米国のドナルド・トランプ大統領は、中国・北京のプロテスタント系家庭教会「シオン教会」の創設者で、昨年から拘束されている牧師の金明日(エズラ・ジン)氏=写真=の釈放について、中国の習近平国家主席が「真剣に検討している」と述べた。「プレミア・クリスチャン・ニュース」が報じた。
トランプ氏は2日間の中国訪問後、金牧師と、香港の民主活動家で実業家の黎智英(ジミー・ライ)氏の問題を習近平氏との会談で取り上げたと明かした。黎氏の件については「習氏にとって厄介な問題だ」と述べたが、詳細には触れなかった。
金牧師は、当局による家庭教会への大規模な取り締まりの一環として、2025年10月、信徒20人以上と共に拘束された。2018年にも自宅軟禁下に置かれていた。中国では共産党が独立した宗教活動を警戒しており、教会は政府公認組織である「三自愛国運動」または「中国カトリック愛国協会」の管理下での活動を求められている。
金牧師の娘で、米ワシントンで釈放運動を続けるグレース・ジン・ドレクセル氏は、「大統領が父や他の信者たちのために声を上げてくれたことは、家族にとって大きな希望になった」と語った。
一方で、家族は弁護士確保にも苦慮してきたという。ドレクセル氏は「主担当の弁護士は資格を剥奪されたが、ようやく新たな弁護士を見つけることができた」と説明した。
金牧師の近況については「心は穏やかで、元気だと聞いている」と述べた。
2007年に設立されたシオン教会は、かつて1000人以上の信徒を擁する大規模教会として知られた。現在も信徒たちは主にZoomなどのオンライン手段を通じて集会を続けているという。
ドレクセル氏は、今後について「両国指導者の心が和らげられ、今回の訪問を通して奇跡的な展開が与えられるよう祈っている」と語り、「長い道のりになると思うが、前進し続けるための祈りと支えが必要だ」と訴えた。
(翻訳協力=中山信之)














