【新刊】 新版・教会暦による説教集『クリスマスへの旅路 アドヴェントからエピファニーへ』 越川弘英 編

2006年、教会暦を味わう『教会暦による説教集』シリーズの刊行から、15年。

その間に日本を襲った、東日本大震災、それに伴う福島第一原子力発電所事故、各地での災害、そして新型コロナ・ウイルスの世界的流行……全世界的に社会が変化しつつある現代のクリスマスに、教会は何を語るのか。

コロナ禍のクリスマスを皮切りに、気鋭の牧師・司祭の説教を通して味わう、「教会暦による説教集」の新シリーズが刊行。

第一巻は、降誕前節、待降節(アドヴェント)、降誕祭(クリスマス)、降誕節から公現日(エピファニー)までを、日本基督教団、カトリック、バプテスト、福音派の若手を中心した牧者たちの説教を通して味わう。

一般的にはクリスマスの4週前からアドヴェントに入ることがキリスト教会の伝統とされているが、『新版』では、9週前からクリスマスの準備期間が設定されている、日本基督教団の教会暦を採用。
アドヴェント前の5回の主日説教によって、天地創造から始まる旧約聖書の主要なテーマを取り上げ、イエス・キリスト降誕前の神と世界との関係、人間の罪、神の救いの計画などクリスマス以前の歴史と背景を想起し、救済史の大きな流れを味わいながら、イエス・キリストの降誕に向かう。
また、クリスマス後の、幼子イエスへの東方の三博士の訪問と礼拝、異邦人に対する主の顕現をおぼえる、公現日(エピファニー)までの降誕節の説教も収録。

【執筆者】

降誕前節
《降誕前第九主日》
「言が宿る時」 日本基督教団 扇町教会  山田真理

《降誕前第八主日》
「神さまがお与え下さった命の尊厳」 日本基督教 団花巻教会  鈴木道也

《降誕前第七主日》
「神の選びにふさわしく生きる」 日本聖書神学校  荒瀬牧彦

《降誕前第六主日》
「インマヌエルなる神」 日本基督教団 川内教会  日下部遣志

《降誕前第五主日》
「神は心によって見る」 日本基督教団 豊中教会 山﨑道子

待降節 ─ アドヴェント ─
《降誕前第四主日 アドヴェント第一主日》
「夕暮れ町はずれ」 日本基督教団 三次教会  小野輝

《降誕前第三主日 アドヴェント第二主日》
「信じて待つ」 日本基督教団 番町教会  大谷昌恵

《降誕前第二主日 アドヴェント第三主日》
「喜びの知らせ」 救世軍 神戸小隊  立石真崇

《降誕前第一週主日 アドヴェント第四主日》
「塵の中からわたしは立つ」 日本基督教団 足利教会  望月麻生

降誕祭 ─ クリスマス ─
《降誕日前夜 クリスマスイブ》
「神は羊飼いたちを選ばれた」イエズス会司祭 カトリック宇部教会  片柳弘史

《降誕日 クリスマス ①》
「硬直死体とクリスマス」日本基督教団 はりま平安教会  松本あずさ

《降誕日 クリスマス ②》
「飼い葉桶の中に生まれた救い主」日本同盟基督教団 多治見中央キリスト教会  山本陽一郎

降誕節
《降誕節第一主日》
「幼子へと向かう旅路」日本キリスト改革派東京恩寵教会 石原知弘

《降誕節第二主日》
「ベツレヘムで嘆き悲しむ声がした」日本バプテスト連盟 大井バプテスト教会 広木愛

《公現日 エピファニー》
「起きよ光を放て」 カンバーランド長老キリスト教会 国立のぞみ教会  唐澤健太

【編集委員】
越川弘英 同志社大学キリスト教文化センター教員
中道基夫 関西学院大学神学部教授
荒瀬牧彦 日本聖書神学校教授

【新刊2021年2月】 新版・教会暦による説教集『イースターへの旅路 レントからイースターへ』 荒瀬牧彦 編

【四六判・232頁、定価1,980円(本体1,800円+税)】
【キリスト新聞社】

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