混乱の中、各地でイースター 2011年5月7日

 日本の大地震、津波による被害が世界の混乱をさらに深刻にする中、4月24日、各地でイエス・キリストの復活を祝う「イースター」(復活祭)が祝われた。

 正教会の霊的指導者、コンスタンチノープルのデメトリオス・エキュメニカル総主教は、パスハに際してのメッセージを発表。今、起きていることは、復活の喜びにそぐわないように見える。核爆発による荒廃の可能性もある地震や津波による災害は、武力抗争やテロ行為による犠牲と共に、この世界が悪魔の力による恐るべき苦難にさらされていることを示した。それでもキリストの復活は、大災害や精神的な異常の不幸な結果を超越する、誠実なキリスト者にとっては確かさであり、すべての人類にとって可能性なのだ、と語った。

 エルサレムでは、聖墳墓教会の礼拝に、世界各地からの巡礼が参加、巡礼が灯す蝋燭の煙が立ち込める中、イエスが埋葬されたと信じられている墓の石に額を付けたり、キスする姿も見られた。

 聖墳墓教会は、ギリシャ正教会、ローマ・カトリック教会、アルメニア正教会、コプト教会、シリア正教会、エチオピア正教会が管理をめぐって抗争が絶えない。

 米国のバラク・オバマ大統領は、イースター礼拝に、ホワイトハウスからほど遠くない黒人系のシャイロー・バプテスト教会で守った。盛装した会員たちの歓迎を受けた。牧師は、祈祷でオバマ一家に触れ、神の執り成しを願ったという。(CJC)

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