世界各地の正教会、クリスマスを祝う 2021年1月8日
世界各地の「正教会」では、昨年とは異なるコロナ禍中、奉神礼(ミサ/礼拝)のオンライン配信をする教会も増えている。聖堂では「数少ないマスクをした参列者」という例年にない光景が見られた。一方、ロックダウン中のギリシアなどでは「祭事」をめぐる教会と政府の関係に対して批判的な市民の声もあった。
コンスタンディヌーポリ全地総主教ヴァルソロメオス1世=写真(公式HPより)=は、2020年12月24日、イスタンブール市長エクレム・イマモール氏とオンライン会談。その際、世界の人々の健康が強められ、コロナ禍を解決するために、より創造的な新年となりますようにと、クリスマスのあいさつを述べている。
また例年通り、モスクワ総主教キリル1世、エルサレム総主教セオフィロス3世など、教会指導者らは事前に降誕節のあいさつを文面で発表し、当日に映像を公開。「東方諸教会」のコプト教皇タワドロス2世もYouTubeであいさつを述べた。(順不同)
キリスト教界の全体で言えば、毎年、12月ごろから1月中旬まで「キリストの降誕」を祝う。果たして来年のクリスマスには、どのような光景となるのか。