日本聖書協会 メタバース空間を利用した新たな取り組みを開始 2024年9月9日
日本聖書協会(石田学理事長)は9月2日、インターネット世代に向けた新たな試みとしてメタバースによる「バーチャル聖書館」を開設した。
「聖書をお届けする ひろく あまねく それが 私たちの仕事です」を掲げ、聖書の普及に務める日本聖書協会。これまで、公式サイト、Facebook、X、Instagram、YouTubeなどデジタル社会に相応しい方法でその使命を果たしてきたが、新たにオープンした「バーチャル聖書館」はそれらを凌ぐ情報発信媒体となる。ゲーム感覚で楽しく館内を散策しながら聖書協会の働きに触れてもらい、聖書のすばらしさ、御言葉の恵みをより多くの人に届けたいと考えている。
「バーチャル聖書館」は、同協会のホームページから入館することができる。入館したら、アバターを操作して、美術館のような館内に設置されたパネルや動画を閲覧していく仕組みだ。パネルをクリックすると詳細ページに飛ぶようになっている。聖書協会の歴史と働き、聖書協会世界連盟の働き、聖書翻訳の沿革、講演会の情報、聖書協会製作・発行物の紹介だけでなく、世界での聖書普及活動プロジェクトなど様々な情報に触れられる。
アバターは複数から選択可能で、チャット機能を用いてアバター同士が館内で交流することもできる。またリンク先から聖書普及活動への募金や聖書・グッズの購入も可能だ。
同協会では「バーチャル聖書館」の可能性を無限大と捉え、今後メタバース空間を用いた様々な企画を展開していく予定だ。現在準備しているのは、館内で聖書展や講演会の開催、日本聖書協会所蔵の貴重な聖書(現存する最古の和訳聖書ギュツラフ訳、1600年代発行欽定訳など)の紹介、世界中にある様々な言語の聖書の紹介、入館者とインターアクティブなイベントなど。また、来年の聖書普及活動150 年記念企画も「バーチャル聖書館」内で開催する予定。
今回の「バーチャル聖書館」オープンに際し、記念キャンペーンとしてプレゼントクイズを開催している。同館に入館し、館内に配置された数字をヒントに沿って並べ替え、導き出された解答を応募フォームから送信すると抽選でスポーツバイブルなどの賞品がプレゼントされる。応募締切は9月30 日、当選賞品発表は10月15日 となっている。賞品の内容および詳細は「バーチャル聖書館」 記載の応募要領を参照。