歌舞伎町で性的搾取と向き合うNPO 支援拡充へクラファン開始 2026年4月21日

 新宿・歌舞伎町を拠点に、性的搾取の被害を受けた若年女性への支援に取り組むNPO法人レスキュー・ハブ(坂本新代表)が4月13日、活動拡充のためのクラウドファンディング(https://syncable.biz/campaign/9476)を開始した。相談の増加と支援の広域化に対応するため、安定的な資金基盤の確立が課題となっている。

 同法人は、繁華街でのアウトリーチを通じて当事者と出会い、緊急保護やシェルター提供、社会復帰支援までを一貫して行ってきた。その特徴は、単発の支援にとどまらない「伴走型」の関わりにある。クラウドファンディングのページでは、「支援を『つないで終わり』にしないこと」を重視し、「信頼関係を築きながら関わり続ける活動」であると説明している。

 さらに、「声にならないSOSに最初に気づき、寄り添い続ける存在がいることで、当事者が『ここから変わりたい』と思える瞬間を支えられる」とし、そのための継続的支援の重要性を強調する。

 現場では深夜、「もう無理」「今すぐ死にたい」といった切迫したメッセージや、自傷行為の画像が送られてくることもあるという。こうした声は、「助けてください」と明確に言語化される前段階にあり、支援の手が届きにくい領域に属する。同法人は「相談室で待つだけの支援はしない」とし、支援が届いていない場所へ自ら足を運ぶアウトリーチを重ねてきた。

 代表の坂本新さんはクリスチャン。「私の手に善をなす力があるとは思えませんでしたが、『あなたの手に善をなす力があるならば、/これをなすべき人になすことを/さし控えてはならない』という箴言(3章27節、口語訳)の言葉に背中を押され、本人の意に反して性産業に従事せざるを得ない女性の支援に関わり、間もなく13年になります。皆様からの祈りとご支援をお願いいたします」と話す。

 法人設立以前から坂本さんの活動を取材してきたノンフィクションライターの最相葉月さんは、神戸新聞紙上で継続的に紹介し、その歩みは2023年に出版した『証し 日本のキリスト者』(KADOKAWA)にも収録されている。

 今回のクラウドファンディングでは、相談対応や同行支援、シェルター運営などに必要な人件費・活動費への支援を募る。「一人ひとりの『助けてと言えない声』が受け止められたとき、初めて次の一歩が生まれる」と訴え、「その一歩を支える土台を、ぜひ一緒につくってほしい」と呼びかけている。

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