戦後も続く不条理に寄り添う 日本聖公会沖縄教区 「慰霊の日」礼拝を全国配信 2026年6月26日

日本聖公会沖縄教区は沖縄慰霊の日(6月23日)に先立つ21日、那覇市の三原聖ペテロ聖パウロ教会で「沖縄教区『慰霊の日』礼拝」を行った。礼拝の様子は同教区のYouTubeチャンネルでもライブ配信され、東京をはじめとする全国の他教区にも広く案内された。
日本聖公会では毎年6月21日から27日まで23日を含める日曜日~土曜日の1週間を「沖縄週間」と位置づけている。これは全国の教会が心を合わせ、沖縄を覚え、沖縄の状況から主の平和を覚えて祈るための期間。慰霊の日当日だけでなく、その前後の主日礼拝や日々の代祷の中で、沖縄戦の犠牲者を追悼し、今なお続く基地問題、そしてこれからの平和について深く考える取り組みが全国規模で展開されている。
今回の礼拝で説教(メッセージ)を行ったのは、沖縄教区の司祭である西平妙子氏=写真。メッセージの中では、沖縄戦の凄惨な記憶や、今なお過重な米軍基地負担を強いられている不条理な現状、そして市井に生きる人々の苦悩と祈りが、生活者の視点から切々と語られた。聖書の言葉に根ざしながら、悲惨な歴史を繰り返さないために、そして理不尽な現実から目を背けずに「平和を創り出す」ために、キリスト者としてどのように歩むべきかが問いかけられた。
礼拝の司式は沖縄教区主教の上原榮正氏が務めた。会衆は沖縄戦ですべてを失った人々の痛みを覚え、戦後も平和を求めて歩み続けてきた歴史に思いを馳せながら、特別な祈りを捧げた。画面越しに参加した全国の信徒らも、それぞれの場所から沖縄の地に心を寄せ、平和への願いを共にした。















