復興途上の能登に再び大雨 LoveEastが羽咋で住宅7軒の復旧支援 2026年8月29日

 石川県羽咋市を拠点に能登半島地震の被災者支援を続けるNPO法人Love Eastは8月27、28日、記録的な大雨で浸水被害を受けた市内の住宅で、排水や床下乾燥などの復旧作業を開始した。28日までに床下浸水した7軒で作業に着手している。

 石川県では27日、羽咋市、志賀町、宝達志水町、中能登町に大雨特別警報が発表された。県によると、29日午後2時現在、4市町を中心に住家180棟の浸水被害を確認。このうち羽咋市では床上浸水80棟が確認され、床下浸水については調査が続いている。市内では飯山川と金丸川で堤防が決壊するなど、河川や道路にも被害が出た。

 Love Eastは雨が落ち着き、水位が下がり始めた27日夕から被害状況の調査を開始。同団体が初動段階で回った地域では床上浸水は確認されなかったものの、床下まで水が入った住宅が相次いでいたという。

 最初に支援に入った高齢夫婦の住宅では、床下に30~40センチほどの水がたまっていた。夫婦は自ら畳を上げ、床上まで浸水することを覚悟していたといい、水が床下でとどまった後も排水の方法に困っていた。同団体は排水ポンプを使って水抜きを開始。別の住宅では、水が引いた後も床下の泥が濡れた状態だったため、サーキュレーターを設置して乾燥作業に入った。

 28日には支援対象を7軒に拡大した。ポンプで排水した後、床下に残る1~2センチほどの泥水を専用の掃除機で吸い取り、奥までサーキュレーターを設置。「水害の初期対応では、一日も早い乾燥がとても重要」とし、排水、乾燥、泥出し、清掃、消毒まで一連の作業を進めている。乾燥から消毒まで2~3週間かかる場合もあるという。

 一方、1軒につき複数のサーキュレーターが必要となるため機材が不足していたが、「NPOのありんこ」と「復興ラボ」からサーキュレーターやポンプ、作業道具の提供を受け、複数の住宅で同時に作業できる態勢を整えた。

 Love Eastは2024年1月から羽咋市にボランティア拠点を置き、能登半島地震の被災地でがれき撤去などの技術系支援から仮設住宅のコミュニティー支援まで活動を続けてきた。今回の大雨を受け、消毒液など必要物資を集める「Amazonほしい物リスト」を公開するとともに、支援金の募集も開始した。

 県は29日、記録的な大雨で地盤が緩んでいる場所があるとして、30日にかけても低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害への警戒を呼びかけている。また羽咋市など4市町には27日付で災害救助法が適用された。

【支援金振込先】
三菱UFJ銀行金沢支店(店番507)
普通 0748879
特定非営利活動法人LOVE EAST

*クレジットカードによる寄付や必要物資の提供も受け付けている。

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