オンラインで神学学ぶ「日本神学教習センター」発足へ 教団教師検定「Cコース」に対応 2026年9月23日

オンラインを中心に神学教育を提供する「日本神学教習センター(Japan Center for Theological Training=JCTT)」が、2027年9月の開講に向けて発足する。信徒として神学を学びたい人や伝道者を目指す人、すでに牧師として働きながら学び直しを希望する人などを対象とし、日本基督教団教師検定試験のいわゆる「Cコース」受験に必要な科目をほぼ網羅する。2027年4月から受講者を募集する予定。
校長に就任する鈴木道也氏(日本基督教団花巻教会牧師)=写真下=によると、同センターは「神学を学ぶためのオンライン教習プラットフォーム」と位置付ける。神学校そのものではなく、受講者の主体的な学びを補助する場とし、より専門的な神学教育を希望する人には神学校で学ぶことも勧めるとしている。

大きな特徴は、日本基督教団の神学校を経ない教師検定受験者、通称「Cコース」の学びに対応していること。必修科目をすべて履修すれば、2年間でCコース受験に必要な基礎的な神学教育を終えられるカリキュラムを予定する。日本基督教団もCコースを「神学校を経ない受験者」のための制度として設け、認定面接などを実施している。2026年には教師検定委員会が、Cコース受験者がより学びを深められる内容を目指して「教師検定試験受験の手引き」の改訂を検討している。
授業はZoomによるライブ配信を基本とし、録画をYouTubeで限定公開する。1科目全10回で、火曜または金曜の午後7~8時、8~9時に開講。9~11月、1~3月、4~6月の3学期制で、関心のある1科目から受講できる。一部、対面での集中講義も予定する。登録料1万円、受講料は1科目1万円。
教授には、ウェイン・ジャンセン氏(米国改革派教会宣教師、東京神学大学教授)、小友聡氏(日本旧約学会会長)、関川泰寛氏(日本基督教団大森めぐみ教会牧師)、安井聖氏(日本ホーリネス教団西落合教会牧師)、渡辺俊彦氏(上馬キリスト教会牧師)が名を連ねる。小友氏が旧約聖書緒論・旧約聖書釈義、関川氏が教会史・教理史と礼拝学、安井氏が新約聖書緒論、ギリシャ語初級、新約聖書神学などを担当する。小友氏は現在、日本旧約学会会長を務めている。
このほか、説教学、組織神学、宣教学、日本基督教団史、教憲教規・宗教法人法、ヘブライ語などに加え、教会音楽、高齢者医療とケア、精神医学、幼稚園・保育園運営など、教会や牧会の現場を意識した実践的な講義も用意する。鈴木氏は「このオンラインでの神学の学びの場が、これからの日本の教会の働き、伝道に寄与することができることを願っている」と話している。
発足を記念し、10月5日には日本基督教団大森めぐみ教会(東京都大田区)で記念講演会を開催する。午前10時~正午は韓国・総神大のIn-Sub Ahn教授が「韓国における神学教育の現状と未来――神の国のための改革派神学教育の再構築」と題して講演。午後2~4時は小友氏が「旧約知恵文学を再定義する」をテーマに語る。入場無料、申し込み不要。
問い合わせは日本神学教習センター(メール=jctt.theologicaltraining@gmail.com、発足記念講演会については大森めぐみ教会=Tel 03・3752・1440)まで。















