【訃報】 谷大二さん(カトリックさいたま教区名誉司教) 難民支援や平和運動に尽力 2026年10月13日

 カトリックさいたま教区のマルセリーノ谷大二(たに・だいじ)名誉司教が10月10日、さいたま赤十字病院で逝去した。73歳。かねてより療養中だった。通夜は10月16日午後6時から、葬儀ミサは17日午前11時から、いずれもカトリック浦和教会(さいたま市浦和区)で行われる。司式はマリオ山野内倫昭さいたま教区司教。故人の遺志により、供花とお花料は辞退。

 谷氏は1953年、兵庫県生まれ。1986年に司祭叙階。2000年5月に浦和教区(現さいたま教区)の司教に任命され、同年9月に司教叙階を受けた。2013年7月まで約13年間、教区長を務めた。

 在任中は外国籍信徒や移住者、難民への司牧、多文化共生の教会づくりを推進。日本カトリック難民移住移動委員会委員長、日本カトリック正義と平和協議会会長などを歴任し、社会的に弱い立場に置かれた人々の人権擁護や平和運動にも積極的に関わった。2011年の東日本大震災では被災地での支援活動にも携わった。

 2013年に司教を退任した後は沖縄に移住し、那覇教区で司牧活動や黙想指導を続ける一方、米軍基地問題や沖縄戦の歴史に向き合い、辺野古新基地建設への反対運動などにも参加した。がんの治療のため埼玉県に転居してからも、沖縄への関心を持ち続けた。

 今年6月にカトリック系メディアの取材に応じた際には、沖縄での経験を通して差別や抑圧の歴史に気付かされたことを振り返り、苦しむ人々と共に歩む信仰のあり方を語っていた。

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