【異端・カルト110番】 「TM特別報告書」を日本語解説付きで公開 探査報道専門メディアTansa 韓国のニュースタパと共同取材 2026年2月17日

 統一協会(現・世界平和統一家庭連合)の「メシア」で「真のお母様」と呼ばれる韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁に幹部らが報告した「TM(トゥルーマザー)報告書」が日本語に訳され、ウェブサイト上で解説付き記事として公開された。

 TM報告書は、韓鶴子総裁が昨年9月に逮捕された際、韓国の警察に押収された3200ページに及ぶ文書。昨年12月にハンギョレ新聞が入手してスクープしたのを皮切りに各紙で報じられ、ハンギョレ新聞日本語版や週刊文春(1・15、1・22、2・5)が日本語で、2019年当時に日本の統一協会会長だった徳野英治氏が安倍晋三首相(当時)に会い選挙応援をした報告などを詳報していた。

 それに加えて、TM報告書を1月22日からシリーズで特集したのは探査報道専門メディアTansa(https://tansajp.org)。

 韓国のニュースタパと共同取材により、2月8日までに13回にわたり、以下のような統一協会と自民党の癒着や、政治家を利用した統一協会の世界支配の実態を暴く記事を掲載している。

 Tansaは、探査報道を専門とする報道機関。ホームページによると、当局発表を右から左に流す「記者クラブ報道」とは違い、暴露しなければ永遠に伏せられる事実(政府や企業、犯罪集団などが隠蔽する不正など)を、独自取材で掘り起こし報じる。運営資金は広告収入によらず、読者からの寄付やジャーナリスト養成学校事業の収入などで賄い、独立した立場を守る方針を掲げている。

 「テーマは、大きな力に虐げられている人々のために、何を変えたらいいかという視点で選びます。問題の構造に切り込み、犠牲者や被害者の置かれている状況を変え、将来の被害を防ぐことが目的です。着手したら事態が変わるまで報道を続けていきます」と報道方針を説明している。

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 Tansaは探査ジャーナリズム組織でつくる国際的アソシエーション「探査ジャーナリズム世界ネットワーク(CIJN)」の公式メンバーであり、国内で唯一の加盟組織。CIJNには2025年現在、97カ国から263組織が加盟しているという。

(異端・カルト110番)

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