JTJ宣教神学校 「セカンドチャンス」巡る誤解解く声明 講師発言の切り取り拡散に対処 2026年4月18日

 JTJ宣教神学校は4月17日、「『セカンドチャンス』に関する声明」を発表し、同校講師の岸義紘氏による説教や著作の一部がインターネット上で文脈を離れて拡散され、あたかも同校が「セカンドチャンス(死後の救いの再機会)」を肯定しているかのような誤解が広がっているとして、これを明確に否定した。

 声明によれば、問題となっているのは、「セカンドチャンス」と呼ばれる教理的主張である。これは、地上で福音を聞く機会がなかった者にも、死後に悔い改めと救いの機会が与えられるとする考え方を指す。しかし同校は、こうした理解が自校の公式見解ではないことを強調し、岸氏の発言が意図と異なる形で切り取られて流布されている現状に懸念を示した。

 声明はまた、聖書理解においては文脈全体を踏まえることの重要性を指摘し、特定の箇所の解釈をもって安易に教理化することへの警鐘を鳴らしている。インターネット上での断片的な情報流通が、神学的議論を単純化し、誤解を助長する状況に対しても注意を促した。

 今回の声明の背景には、近年、日本の福音派教会圏においても「セカンドチャンス」をめぐる議論が散発的に浮上している事情がある。死後の救済可能性をめぐる問題は、宣教の緊急性や悔い改めの理解と密接に関わるため、従来から慎重な扱いが求められてきた。実際、一部の牧師や神学者の間では、この教説が「伝道の動機を弱める」との批判も根強い。

 JTJ宣教神学校は創立以来、「だれでも、いつでも、どこででも」学べる神学校を掲げ、教職者と信徒の隔たりを越える神学教育を志向してきた。その開かれた教育姿勢ゆえに、多様な受講者や発信が交錯する中で、発言の受容や解釈が拡散しやすい側面もある。

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