学校法人青山学院は7月4日、青山キャンパスのガウチャー記念礼拝堂で「青山学院第16代院長就任式」を行った。7月1日付で新院長に就任したのは、青山学院大学教育人間科学部教授の伊藤悟氏。任期は2030年6月30日まで。
式には学院、校友会、キリスト教学校教育同盟、教会などの関係者が出席。同学院宗教部長である塩谷直也氏の司式により行われた就任式では、大学聖歌隊、教職員ハンドベル・クワイア、大学ハンドベル・クワイア、大学ゴスペル・クワイアも奉唱・奉鐘を担った。
伊藤氏は就任あいさつで、青山学院の歴史を「数々の困難に直面しながらも、祈りを持って進む道を求め、人々に仕え、教育を守り抜き、新たな時代へのチャレンジを続ける」歩みとして振り返った上で、分断が進む時代にあって「多様な声に耳を傾け、ともに真理を謙虚に探り求める姿勢」が必要だと述べた。
また、テクノロジーやAIが進化しても、人間の苦しみや悩みを根本から解決することはできないと指摘。知識や技能だけでなく、「何のために学び、誰のために生きるのか」を問い続ける人間を育てる責任があると語った。幼稚園から大学院までを結ぶ総合学園として、各設置学校の個性を尊重しながら、学園全体を「一つのキリスト教教育共同体」として結び合わせ、教育研究環境の充実に努める考えを示した。
伊藤氏は1965年生まれ。青山学院大学経済学部を卒業後、米ウェスタン神学校、東京神学大学大学院を修了。2002年に青山学院大学文学部助教授・大学宗教主任に就任。教育人間科学部准教授、同教授を経て、2011年から17年まで青山学院大学宗教部長、21年から26年6月まで青山学院宗教部長を務めた。日本キリスト教教育学会理事、同学会会長、日本基督教学会理事などを歴任し、日本基督教団正教師でもある。7月には青山学院幼稚園園長にも就任した。