ドン・ボスコ「聖遺物」訪日でシンポ カトリック サレジオ修道会 2011年2月5日

 青少年の教育に生涯をささげた聖ヨハネ・ボスコ(ドン・ボスコ)の聖遺物が2月2~18日、宮崎から東京まで、サレジオ会に属する国内の教会や学校などを巡回する。

 聖遺物とは、カトリック教会において「神が聖人を通して取り次ぎ、聖人が亡くなった後も生きていることのしるし」として大切にされている聖人の遺骨や遺品のこと。ドン・ボスコの聖遺物はサレジオ会創立150周年の2009年にイタリア・トリノを出発し、15年のドン・ボスコ生誕200周年まで、世界中を巡礼している。

 この記念行事の一環として、聖ヨハネ・ボスコ聖遺物日本巡礼委員会は2月12日午後3時から、目黒星美学園小学校(東京都目黒区)講堂で教育シンポジウムを開催する。「ドン・ボスコの教育法はいつ、どんなところでも青少年を活性化させる玉手箱」をテーマに、ドン・ボスコの遺したサレジオ教育法の有効性や素晴らしさを確認しつつ、さらにより効果的な適応のやり方を考えたい、との趣旨で企画された。

 パネリストは、溝部脩(高松教区司教)、田中直美(サレジアンシスター・星美学園短期大学 幼児保育学科准教授)、大森隆實(元目黒星美学園小学校校長・日本私学教育研究所専任研究員)、河合恒男(サレジオ会司祭・日本カトリック学校連合会理事長)の各氏。

 同委員会は「彼が実際に行い、後継者たちに指し示したサレジオ教育法は、世界中の多くの青少年に強い影響を与えてきましたし、ますます混迷化する日本社会にあっても、より大きな支えとなることを確信しています」と呼びかけている。

 問合せはサレジオ会管区長館内・山野内マリオ副管区長(℡03・3353・8355)まで。

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