日本カトリック映画賞に『月あかりの下で』 生徒の輝きを生徒の目線で 2011年3月5日

 SIGNISJAPAN(カトリックメディア協議会、千葉茂樹会長)は、2010年度の「日本カトリック映画賞」に、太田直子=写真=演出・グループ現代制作の『月あかりの下で――ある定時制高校の記憶』を決定した。前の年に国内で制作・公開された作品の中からカトリックの世界観と価値観に最も適う作品を選んで送られる同賞は、今年で35回目を迎える。

 『月あかりの下で』は、定時制高校のあるクラスの入学から卒業までの4年間と彼らのその後を追った記録映画。家庭や社会の歪みに傷ついた生徒たちが夜の学校に居場所を見つけ、そこから生きていく希望と光を見出す過程を彼らの目線に立って撮影した。「人を自分の物差しで量るのではなく、寄り添うこと」の大切さと必要性、寄り添うことで初めて見えてくる生徒の輝きが描かれている。

 5月28日午後1時半から川崎市アートセンター(川崎市麻生区)で授賞式と上映会が行われる。

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