宗教への関心が過去最高を記録 学生宗教意識調査 2011年3月5日

 宗教学者の井上順孝氏(国学院大学教授)を中心とする「宗教と社会」学会、同大日本文化研究所のメンバーがこのほど、1995年以来10回目となる「学生宗教意識調査」の結果をまとめた。昨年4月から6月にかけて行われたもので、全国37の大学から4311人の有効回答を得た。

 2000年代以降、「信仰をもつ」「宗教に関心がある」と回答する学生の数が増加傾向にあり、非宗教系の大学に通う学生で「信仰をもっている」と回答した学生は初めて7%台に上り、全体でもこれまでの調査で最も高い数値となった。さらに、「信仰はもっていないが、宗教に関心がある」学生は46・4%で、07年度実施の同調査から6・6ポイント増加した。

 また、発生から15年を経た地下鉄サリン事件に対する意識や関心を問う設問では、オウム真理教に関する報道に「非常に関心をもっている」「多少関心をもっている」と回答した学生が6割を上回った。

 悩んだ時に相談したい宗教家としては、牧師・神父・シスターと僧侶が同率を占め、神主、占い師、霊能者が順に続いた。

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