「平和と正義」を正面に WCC中央委が総会主題決定 2011年3月12日

 世界教会協議会(WCC)が韓国・釜山で2013年10月に開催する第10回総会の主題をイザヤ書(42・1~4)をもとに、「生命の神よ、わたしたちを正義と平和に導きたまえ」(仮訳)と決めた。ジュネーブで2月16日から22日まで開催した中央委員会で決定した。この主題は単なるスローガンやモットーではなく、大会での神学的検討、礼拝、黙想などで常に取り上げられるもの。

 06年2月にブラジルのポルトアレグレで開催された第9回大会の主題は「神よ、その恵みと共に、世界を転換したまえ」だった。

 第10回大会の主題は、企画委員会から原案が2点提案されていた。もう1点は「神の世界にあって、一つとなるべく召されて」だったという。審議の過程で、正義・平和・生命の強調と、一致とを結び付けようとする提案も出された。オラフ・フィクセ=トゥヴェイト総幹事も「正義と平和を探求することが一致への召しであり、そのように明確に解釈すべきだ」と主張した。

 フィリピン独立教会のカルメンシータ・カラダグ委員は、「正義」だけでなく「平和」もこれまでの大会では「主題」に取り上げられなかった、と指摘した。

 結局、「生命の神よ、わたしたちを正義と平和に導きたまえ」が総意として採択された。英語以外での主題表現は、大会開催地の韓国語を始め、これから準備される。

 中央委員で大会企画委員でもあるシリア正教会アンテオケと全東方総主教座のモル・エウスタッティウス・マッタ・ロハム府主教は「全世界に語り掛けるのだ。主題はさまざまな場所で、キリスト者によって、また非キリスト者によって読み上げられる。あらゆる言語で主題が明確に述べられることを確実なものとしなければならない」と語った。(CJC)

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