北朝鮮への人道支援に祈りを 食料不足による餓死 深刻化 NCCが緊急アピール 2011年3月12日

 日本キリスト教協議会(NCC、輿石勇議長)は2月25日、「韓国NCCの北朝鮮人道支援の活動を祈りをもって支えましょう」と題する緊急アピールを発表した。

 2009年、世界教会協議会(WCC)の呼びかけを受けて設立された「朝鮮半島に関するエキュメニカル・フォーラム」の連絡によると、異常な寒さを記録した北朝鮮では、食糧不足が深刻な事態を引き起こしている。主な要因は、韓国の北朝鮮に対する人道的食糧支援の停止にあるという。

 日本のNCCをはじめ、加盟する教団や団体も韓国のNCCや関係団体を通して北朝鮮の食糧支援に参加しているが、韓国政府はもちろん、これらNGOによる食糧の送付を認めていないため、日本からの支援も韓国に留まっている。

 エキュメニカル・フォーラムによると、このような事態の打開に向けて韓国NCCは李明博大統領宛ての公開書簡を送り、北朝鮮に対する敵対的な政策は朝鮮半島の和解と平和を停滞させるものであることを述べるとともに、以下のような三つの事項を要請した。

1.韓国政府が人道的な食糧及び医薬品を北朝鮮に提供すること。
2.もし両国の緊張した関係から政府が1.を行うことができない場合は、民間による食糧・医薬品の北朝鮮への送付を許可すること。
3.もし政府の不許可によって韓国NCCの支援物資が送付できない場合、餓死者を黙視できないので、別の国際機関ないしは第三国を通して送付するつもりであること。

 「エキュメニカル・フォーラム」は3月1日に最も近い主日である2月27日、韓国NCCと朝鮮キリスト教連盟(KCF)が独立運動記念の祈りをそれぞれの地で捧げることにしている。

 アピールは、「北朝鮮で食糧不足から餓死者が出ているという情報を日本のメディアが報道していないという現実、また、それと深く結びついていると思われる日本政府の一方的な韓国政府への肩入れというわたしたちの置かれている現実を深く自覚せざるを得ません」とした上で、「韓国、北朝鮮のキリスト者と共に日本による朝鮮半島の植民地支配の破滅的な影響に思いを寄せ、朝鮮半島の和解と平和を念じつつ、また、『わたしたち(世界中に住む)の日ごとの糧』が与えられますよう、来る主日に共にお祈りいたしましょう」と呼びかけている。

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