祈りの灯籠 〝気持ちを『かたち』に〟 2011年5月28日

 東日本大震災の被災者のために祈り(願い)の言葉を書いた灯籠を立てるイベント「白良浜de祈ろう」が5月11日、和歌山県の白良浜で行われた。

 イベントには約100人が参加。「東北のみなさん、私たちは皆さんのことを忘れていません」「白浜から東北の皆様へ ゆっくりゆっくりがんばりましょう!! がんばれ日本」などのメッセージを紙袋に書き込み、中にろうそくを入れて火をともした。約600個の灯籠が白良浜に並べられ、「WE LOVE(ハートマーク)日本」の文字が形作られた。また、支援物資や義捐金の受け付けも行われた。

 イベントを主催したのは、同地で自殺者の救済活動に取り組むNPO白浜レスキューネットワーク(藤藪庸一理事長)。日本バプテスト教会連合白浜教会の牧師でもある藤藪氏の元には、震災発生当初から、「災害にあわなかった自分だけが楽しい日を送っていいのだろうか」「何かしたい」といった声が多く寄せられたという。

 「罪悪感や後ろめたさのような感情を満たすことができるのは宗教家しかいないのではないか」「何か『かたち』にしてほしい」との要望を受け、白良浜で12年来続けられているイベント「キャンドルイルミネーション」に発想を得て、被災地のために祈るイベントを企画した。

 同ネットワークは来年3月まで、毎月11日に形を変えて被災地を支援するイベントを続けていく予定。参加者の祈り(願い)の言葉はインターネット(http://love.ap.teacup.com/shirahamarescue/)でも公開している。

 藤藪氏は、「1回限りの打ち上げ花火ではいけない。白浜では毎月11日に、みんなの気持ちを『かたち』にして東北へ向けて発信していきたいと思っています。何ができるか、神さまに期待して楽しみにしています」と話している。

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