米長老教会 33年間の議論に幕 同性愛教職を容認へ 2011年5月28日

 米長老教会(PCUSA)が、33年にも及ぶ論議の末、同性愛教職を容認することになった。これまで同派の教規は、教職になる条件として「誠実な結婚」か「貞潔な独身」を要求していたが、これを削除することになり、教職、長老などに公然同性愛者や婚外同棲をしている人も就任できるようになった。

 撤回案はこれまで3回の同派総会で承認されていたが、施行に至るには構成している173中会の過半数の批准が必要で、今までは満たされなかった。それが5月10日、批准反対だったミネアポリス、セントポール両市を管轄する「トゥインシティーズ中会」が賛成205、反対56、棄権3で批准し、過半数に達したもの。今回は19中会が反対から批准に回った。

 ただ各中会は、公然同性愛者の教職・長老任命の可否を独自に決定できる。一方すでに任命している中会もある。今回の決定で、教会の中には離脱したり任命否定を決めたり、中会への転入を検討する動きも出そうだ。

 米国の主流プロテスタントで同性愛教職を受け入れたのは、聖公会、福音ルーテル教会、合同キリスト教会に次いでPCUSAが4番目。会員数200万のPCUSAに比べ少数教派のPCAは、女性の教職任命も禁止している。

 主流プロテスタントでも合同メソジスト教会、さらにカトリック教会、南部バプテスト会議、末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教会)などの大教派はいずれも同性愛聖職を容認しない構え。その信徒総数は1億人近いのに対し、容認4教派の信徒は1100万人弱と推定される。(CJC)

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